パーソナルモビリティの先駆けとして存在感を放っていたセグウェイが販売終了をアナウンスしました

いろいろな意見があると思いますが、私が思うのは「コレジャナイ」感があったことに尽きると思います
セグウェイの「コレジャナイ」感
一般的に製品が市場に受け入れられるには、
需要と供給
代替不可能な製品である
潜在的な欲望を満たしている
価格
セグウェイって一台いくらぐらいするか知ってますか?
だいたい100万円前後するんですよ
たしかに体重移動で進むっていうコンセプトから考えると開発に相当お金かかってるんだろうなって想像できますよ
でもそういったものを含めて量産することで開発コストを吸収出来ればよかったのでしょう
ですが、今一つどこで使ったらよいのかわからない部分も含めて、価格がネックとなって普及しなかったということは言えますね。。。
自分が買うことを考えたら躊躇しませんか?
どこで乗るんだよって考えちゃいますよ
遠くまで行くんだったら自家用車か公共交通機関使いますよね
近場だったら歩いていく?もしくはバス?
ショッピングモールの中で警官が乗ってるような写真が海外で撮られてますけどショッピングモールの中は歩くだろって思うんですよ
じゃあリゾート地での散策で使えばよいでしょって言われてもそれだけじゃ価格をペイできるだけの量産は望めませんよね。。。
今だったらセグウェイを使うよりも電動キックボードや電動アシスト自転車の方が市場に受け入れられていますが、やはり価格という面でこちらの製品群が優位であったのは明らかです
需要と供給
セグウェイはもともと車いすの上位互換として開発されました
しかしながらその価格と機能のアンバランスさから販売が低迷したようです
たしかに機能は良いのでしょうが、価格に見合っていないということで市場からは敬遠されました
これは現在、日本製の家電が世界で存在感がなくなっている状況に似ているような感じですね
機能ばかりを優先させた結果、価格が上昇して消費者のニーズとかけ離れてしまっていってます
代替不可能な製品である
この点に関しては全くその通りです
ほかにこんな製品は見当たりません
でもそれを消費者が求めているかというのは別の問題なわけで。。。
これいいでしょ、すごいでしょって作った結果、だれも欲しがっていなかったっていうオチだったような、たしかにスゴいんですけどね
潜在的な欲望を満たす製品である
ホントにこんな製品があったらなー、っていう製品であったかということについて
ごく一部の人は待ち望んでいたかもしれないですけどね、そういう人が少なかったということですね、残念ながら
アップルのiPhoneが出た時ってみんなが「あ、これだ!」と思いましたよね?
今までなかったんだけど、みんなの前に、「君が欲しいもの作ったよ」って出された感じ
え、なんで俺が欲しいのわかったの?って感じで出てきたのがiPhoneだったと思うんですよ
現在で言うとAirPodsとかね
「コレコレ、俺が欲しかったの」って感じで受け入れられましたよね
残念ながらセグウェイはそうじゃなかったと。。。
セグウェイの後に来るのは
セグウェイの後に来るのは電動キックボードと、電動アシスト自転車だと思います
現時点では
日本で言うと人の集まるところとそうでない過疎ってるところの差はこれから開いていくでしょう
そうするとただでさえ狭いところに人が集中する事態になります
それに加えてコロナウイルスのような病気が蔓延したりすると、電車などでの移動も危険になってきますよね
そうなった場合安全で、クリーンな移動手段として支持されるのが電動キックボードと電動アシスト自転車かな、と
自家用車も都市部では所有するよりも借りる方が便利になってますしね
自動車も単なる移動手段としてものものと、趣味の領域で所有するものとで二極化していくような感じですよね
セグウェイは「コレジャナイ」感があったよな、っていう話でした
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